【千金】イベント「1000人の金田一耕助」意見交換会編

イベント「1000人の金田一耕助」(以下「千金」と表記)前回の続きです。

イベントも無事終わり、オプションの意見交換会のために真備公民館に徒歩で向かいます。
意見交換会は基本的に扮装のまま皆で楽しむ会です。実は意見は特に交換しません。
2019年を最後に千金自体が開催されなかったために2020年、2021年はなく、昨年(2022年)は世の流れでコロナ感染防止対策のために開催されませんでした。
4年ぶりの開催です!

名物は真備のおかあさんたちのお弁当!

真備名物のたけのこの入ったおいしいお弁当です。

そして4年ぶりに「横溝世界歌留多大会」も開催。
横溝歌留多の文面を考えたのは今回は井口一郎に扮していたIさん。過去の金田一学会で発表されたものがベースになっています。
真備でしか開催されていないけれど「世界大会」なのは気にしないで。

絵札は角川文庫旧版の杉本絵の表紙を使っています。
2018年の水害で公民館も被害を受け、歌留多札もだめになってしまったけれど、まちづくり協議会の人たちは新しい札を作ってくださった。
そして一組だけタイトルのない「中級者向け」のものがあります。

歌留多は基本的にはまったりとしたもので「○○さん今日森美也子の恰好だから『八つ墓村』持っていきなよー」「△△さん『夜歩く』推しだよね」と札も譲り合ったりしている(ところもある)のですが、ガチで取り組む人たちもいる。
ガチ勢の集まる席は「神々の座」と(一部で)呼ばれ、自分が歌留多するよりもそっちを見ている方が面白いとの声も。
ガチ勢の中でも文月ゆたさんはかるたクィーンの称号を(内輪で)得ている横溝歌留多の女王!
司会の網本さんが「では今年の上級者席はそちらで」と言った途端にゆたさんのいた席の人たちが一斉に立ち上がり、他の席へと散っていきます。
隣にいた木魚庵さんはゆたさんに腕を掴まれて逃げることができずに。
でもかるたはふたりでは寂しい。
「えかてさん、あちらへ」「なんでやねん!」
指名を受けたからには私も神々の座へ。他に指名されたおなさん、過去のかるたチャンピオンだった風鈴マンさん、私が強引に指名した風々子さんが並びます。

That’s Entertainment!
人々は名もなき弱き者が強大な力に立ち向かうものを求めている!
そう、それはゴジラに敷島(演:神木隆之介)が向かっていったように。
もしくはちいかわたちがカレーを作ってセイレーンに挑むように。

そして札の読み手は林正樹さん。いよいよ開始です。
しかし!女王は並大抵ではないのです!
いや、絵札自体は作品タイトルがなくても見慣れた表紙。「これは『仮面舞踏会』だな」というのはわかる。
でも実際に「え~と、『仮面舞踏会』はどこだ?」と探している間に女王はバシッと取っていくのです。
おなさんがなんとなく「壺中美人」の札を私の方に寄せてきていました。
途中で網本さんから状況確認が入ります。
「まだ一枚も取れてない人~?」
手を挙げたのは私以外にもいたと思う。
そして歌留多は続きます。
とうとう一枚も取れていないのは私だけになりました。
網本さん「では一番好きな作品の札を前に置いてください」
えかて「『怪獣男爵』がありません!」(ちなみに『大迷宮』はあります)
網本さん「では二番目に好きな作品を」
えかて「『壺中美人』です!」
そして華嬢が描かれた札が私の前に。
林さん「壺の…」
もう続きは聞いていません。女王の情けもあり、私は「壺中美人」の札を取りました。
場内拍手。

結果発表です。
各卓の優勝者の中でも最多数の札を得たのはゆたさんで22枚。

ちなみにえかてさんお情けの1枚。

That’s Entertainment!
人々は強き主人公がオラつくモブを倒すのを求めている!
そう、それはケンシロウがモヒカン雑魚を指先ひとつでダウンするかのように。
もしくはラッコ先生が虫を討伐するかのように。

誤解のないように言いますと私とゆたさんはよき友ですよ!

これは昔の私たち。

来年はせめて2枚は自力で取れるように精進に励みます!

翌日は美観地区に行って手ぬぐい買ってマスキングテープ買ってデニムグッズ買って大原美術館のショップで買い物して蟲文庫で買い物して、万歩書店に移動して買い物して岡山を堪能しました。
千金も意見交換会も観光も買い物も楽しいです!

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