千金が終了すると皆の話題はこれです。
「来年は何する?」
金田一に扮する人もそうでない人もネタの準備は前年から始まります。
そんなわけで2023年度のイベント「1000人の金田一耕助」の準備記録です。
ただし私は裁縫や造形の才能が全くないのでありものを買った+人に頼った面白くないものです。
キャラクターは「壺中美人」から楊祭典を選びました。(角川文庫ページはこちら)
私はこの作品で同人誌を作るくらいに好きです。何故ヒロインの華嬢ではなくオヤジの方なのか。
だって推しのコスプレにはやっぱり美しさとか華とかいろいろ求めたいではないですか!(めんどくさいオタク心理)
そして一番の理由は「コスプレ用のキョンシーの衣装買えばなんとかなるだろ」という手軽さでした。
ネットショップで「キョンシー コスプレ衣装」で検索
…胸が開いたミニスカートの衣装がずらずら出てきました。
検索キーワードに「男性用」を追加。
たくさん出てきたけれど何かコレジャナイ感。そして生地が画面で見てもペラペラ。
パーティーグッズでも上手く使いこなす人もいるけれど私が着たら確実に安っぽくなる。
では「チャイナ服 男性用」などいろいろとキーワードを変えて検索。
中華BLのようなものは違う。皇帝の衣装はいいなと思ったけれど6万した。ブルース・リーのようなものも違う。
イメージはサイボーグ009の張々湖のようなゆったりしたものなんだけど、具体的にああいうの何て名称なんだろう。
最終的にチャイナ服の専門店に辿り着く。
素材はどうするか。自宅で洗濯できそうな綿素材は何か違う。
やはり芸人なので見栄えというかそういうものを重視したい。
となるとシルク素材かなあ…
当初は3000円くらいで使い捨ての予定だったのが想定外に高くなった。
選んだものは黒いゆったりしたパンツとセットのものでした。
実際届いたら上衣はいいんだけれどパンツはペラペラで安っぽい。
これは普段着の夏物ワイドパンツで代用することに。
靴は歩きやすさ重視でコンフォートタイプのスリッポンを購入。普段でも通勤に使えそうだし。
しかし足慣らしに履いて通勤したらなんか靴底コレジャナイ感。帰りにクッション式インソールを追加購入。
問題は原作に出てくるビジュアルについてです。
祭典は前歯に金歯が光り、普段はユル・ブリンナーのようなくりくり坊主に舞台の上では辮髪。
世の中にはハゲヅラというものもある。だけどそこまで自分を捨てることはできなかった。金歯は省略。
(千金当日会った人にはキャラ作りのために髪をばっさり切った人や、僧侶キャラのために坊主にした男性もいたのに…私の根性なし!!!)
ところで、イベント後に人とリプでハゲヅラハゲヅラ言っていたらXの広告に男性用育毛剤が出てくるようになりましたよ。
それから中華グッズショップで「辮髪付き帽子」を購入。
毛糸で編まれた三つ編みが付いていたのでこれは切り取る。
ギャル向けのウィッグショップで購入したポニーテールウィッグ(スーパーロング)を三つ編みにしてテスト装着。
地髪をまとめて、ウィッグをコームで留めてリボンで結んで…数回頭振ったら落ちました。
世間のギャルはこれどうやって着けてるの?
とりあえずComplex Bizのまとめ髪用クリップでしっかり留め。
これで一応完成。
さて、横溝中華おっさんキャラといえば何人もいる陳隆芳。
どの陳隆芳?と聞かれたらどうしよう?(そんなこと聞く人いません…たぶん…)
そこで華嬢の出番です!
ぬいぐるみ製作を蓮さんにお願いしました!
かわいい!!
版権キャラの立体物を人に依頼して作ってもらうこととか、それを公開することってまあいろいろといろいろありますので
蓮さんには「頭に花飾りを着けた前髪ぱっつんのチャイナ服の女の子。下半身を壺に入れるかどうかは任せる」とお願いしました。
なのでこの子は蓮さんのオリジナルキャラを私が勝手に華嬢と呼んでいるだけです。いいね?
当日はこんな風になりました。
一緒に写っているのは「トランプ台上の首」より飯田屋こと宇野宇之助です。
実はこのふたり、あるネタバレな共通点があるのです。読んでね。
千金当日編に続きます。