【千金】アーカイブ2013~2022

11月25日 倉敷市真備町にて開催の「1000人の金田一耕助」(以下「千金」と記載)に参加してきました。
めちゃくちゃ楽しかったです。
前説で「岡山の金田一耕助」こと網本さんに何回参加したのか振られましたが正確な数を覚えておらず「2013年から毎回」と答えた大バカ者です。
そんなわけで2013年から振り返ってみました。
なおコスプレウォーキングイベントの記録ですが、自分及び参加者の顔写真は基本的に入れていません。

<2013年>
初参加。
手軽に普段着の延長でと「通りすがりのヒッピー」を自称した三津木五郎(悪霊島)
ただし古尾谷雅人の半分しか足の長さがないので実質一・五津木二・五郎。
お美しい巴御寮人(黄金の矢付き)がいらして一緒に歩かせていただいて初参加ながらとても楽しく参加。

<2014年>
神尾秀子(女王蜂)
こちらは神保町横溝倶楽部さん発行の同人誌「『1000人の金田一耕助』に行ってきました!」でも取り上げていただいた初心者でもやりやすいコスプレでした。
原作仕様で「琴絵の死後黒い服しか着なくなった」ということでブラックフォーマル(くらいしか黒くてきちんとした服を持っていなかった)にロケット、毛糸を入れた籠を持ち。使わなかったけれど籠には(ネタバレ)を入れていきました。
イメージはたまいまきこ画のコミック版だったのでひそかに髪の結い方も真似していました。
ただ「走れるパンプス」を履いていったけれどゴールの頃には足が疲れていたな…
この年はお美しい智子さんが2名いらして両手に花でした。

<2015年>
和服の女性キャラをやりたくて着付け教室に通う。
夏の日の通勤時にふと思いたち「モールさえあればいいんだ」と恩田幾三(悪魔の手毬唄)に。
イメージは長尾文子画のコミック版。
ヤフオクで800円でスーツを、100均でモール(ハロウィンの頃だったから色が毒々しい)を購入し、片手に扇子、ポケットにマレーネ・ディートリッヒ「嘆きの天使」のポスターを印刷した紙を筒状に丸めたものを映画ちらしに見立てて入れ、彼の二面性をアピール。
こちらも神保町横溝倶楽部さん発行の同人誌「『1000人の金田一耕助』に行ってきました!DEEP」にて「悪魔の手毬唄関係者の系図」で恩田の顔写真として掲載されました。
和服どうした。
この年は常連のおりんさんに加えて里子が4人、リカ、大空ゆかり(あえてこう呼ぶ)が参加した手毬唄イヤーでした。

<2016年>
もうこの頃にはネタに走るようになり、椿英輔子爵(悪魔が来りて笛を吹く)を。皆に「元子爵」と呼ばれたけれど華族であるうちに(ネタバレ)な人なので子爵と呼んで!とアピール。
服装はヤフオクで購入したスーツ。小物は同じくヤフオクで入手した音の出ないフルートをスプレー塗料で金色にしたもの。
そして康綺堂さんにお願いしてレコードを厚紙で作成していただきました。中にレコード盤そのものも入っています。

裏面には椿子爵の肖像画を使用。

キャラクターは私(えかて)、角川文庫表紙やコミック版で描かれたもの、映像化の俳優さんの誰にも似ないことという無茶なオーダーで描いていただきました。
痛バッグ用の透明ビニール製の大き目トートバッグを購入してジャケットを見せながら歩きました。
この年は「悪魔」役も含めて3人のフルート持ちが参加しました。

ところでこの日の千金後の意見交換会では縁あって「血を吐いて死ぬ役」を仰せつかっていました。
タイミングに合わせておもむろに立ち上がり、フルートを吹きながら壇上に向かって死にました(笑)
一緒に死ぬ役に任命されていたのはおりんさんに扮していた文月ゆたさん。いなり寿司のぬいぐるみを自作していたそうです。流石。

<2017年>
前々からやってみたかった山内りん子(七つの仮面)
詳細は文月ゆたさん発行の同人誌に描かれましたが重要アイテムは「聖女の首」の像。

ゆたさんには江口万蔵代理として首像の作成を依頼。
重要アイテムその2である「黒檀の握りの付いた黒いこうもり傘」はちょっと難しいので普通の傘で代用。こちらは普段も愛用しております。
横溝不美人キャラなので「赤い縮れた髪」の持ち主ですが直前にかけたパーマはすぐ落ちたので開き直ってそこは無視。恩田の時に使った伊達眼鏡をかけました。
この年のことはえのころ工房さん発行の同人誌「千金に行ってきました」にて詳細レポートが載っておりますので是非読んでみてください。
(現時点ではBOOTH在庫は品切れ。神保町横溝倶楽部さんでのイベント委託の在庫はあるのかな?)

ところで首像は発泡スチロール製の頭部を芯にして紙粘土で作っていただいたのですが、美沙の具体的な容貌は原作に描写がないので「横溝美女なら髪はふさふさと波打っているはず」「首に(ネタバレ)を後で付けるかもしれないから細めに」とお願いしました。
物は軽いのですが、ゆたさんには運搬時のことを心配され、ビニールトートに入れるからと言っていたのですが、当日はずっと抱えて歩いていました。
翌日にずっと同じ姿勢でいたからか肩から背中のこわばりがひどく、ゆたさんの忠告を聞かなかった己を反省しました。

<2018年>
この年は千金第10回目の開催年でした。
ならばキャラは金田一耕助しかない!
ヤフオクで「状態悪」の袴をこの古着感がいいと購入。
当日、広場で皆と歓談していたら袴が裂けた!
自作バッジを配布していた方が「これを使って!」と差し出してくださって、助かりました。ありがとうございました。

<2019年>
なんとなく同じキャラは2回しないことにしていたのですが、恩田幾三(悪魔の手毬唄)再びです。
ただし、つのだじろう画のコミック版からです。モールは出てきません。
「君かわいいね。アイドルにならない?」と皆に言って回りました。
ところで恩田といえば髭です。付け髭は「モテ髭」を購入。5日間貼り付けが維持されるそうですが日常生活があるので5日は着けられないな。

この年は華やかな大空ゆかり(ドラマ版の夏目雅子イメージ)がいらして「パパ!」「娘よ!」と大ノリでした。

<2020年>
世の中の流れで開催されず

<2021年>
世の中の流れで開催されず

<2022年>
千金再開!
この年に私は「横溝美少年手帖」を発行しましたが、数々の横溝美少年の中でもインパクトを受けた「失はれた影」の玉虫三郎を。作中描写に合わせて紺のダブルのスーツ(ヤフオクで購入)を着ましたが一番の問題は私が19歳にも美少年にも見えないこと。
多くの人に「(キャラ的に)誰?」「(作品の知名度的に)何?」と聞かれました。
シェパードのネロに見立てたぬいぐるみ(メルカリで購入)を持って歩きました。
母ちゃんの「梟婆」玉虫玉江の方が自分に合っている気もするけれど気にしない!
なお三郎は「男女両方の色を愛でる親分」の愛人である美少年です。
論創社「横溝正史探偵小説選Ⅴ」に掲載された作品です。未刊だけど面白いです。読んでね。

ところでこの年の特筆すべきことはなんといってもお忍びで石坂浩二が参加していたことでしょう。
年が明けた1月、放映された「ナニコレ珍百景」では石坂浩二が真備を歩く姿が放映されました。
「ドローンって音うるさいね」「今年はなんかカメラマン多いね」と話していたことの真相はそういうことでした。
放映された番組には映っていました。背後に石坂浩二がいたのに気付かないアホ面の私の姿が…。

こんなことばかりやっていた10年です。千金楽しいですよ。

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